惜しい日本語|国際夫婦の日常会話
こんにちは。
国際結婚し、イギリスの田舎で生活をしているユンです。
私の夫はイギリス人で、日本語を勉強しています。
そのため、日常会話で日本語を使う頻度が高いのですが、彼にとっては外国語。
時々変だったり、間違っていることもあります。
先日、夫がランチを作ると張り切ってキッチンに立った時のことです。
「私(夫)が作るので、ゆっくりしていてね」と気遣い、私はリビングに押し戻されてしまいました。
そして、何やらバタバタと作業が始まります。
あー、なんて優しい夫!
お言葉に甘えて、私はのんびりリビングでゲームをすることにしました←
「今日はPokemon GOのイベントがあるのよね~」なんて思いながらスマホをいじります。
そして、キッチンから聞こえるやたら大きな物音。
ガタン、ガタン!
たぶんフライパンか何かを出そうとして他の食器が落ちたのでしょう。
ジューッ!
温めすぎた鍋に冷たい食材を入れたのでしょう。
「あちぃー!」
火傷でもしたので…チョット待てー!
ここで慌ててキッチンへ出向く私。
私「火傷したの⁉大丈夫⁉」
私の夫は料理が得意ではないのを思い出しました(えー今?というツッコミはお控えください)
事態はすぐに把握。
チャーハンを作ろうとしていたようです。
熱々のフライパンにご飯を入れ、焦げ付く前に早く混ぜなければと焦り、鉄の部分を触ってしまった様子。
痛いだろうに、心配かけまいと作り笑いをする夫。
そして…。
夫「大丈夫です、指が焦げました」
と、人差し指をだされました。
「指が焦げた」あれ?これ正しい日本語だっけ?
「指が焼けた」が正しいっけ?あれ?
なんとも微妙な、一瞬ネイティブも考え込んでしまう絶妙な単語をチョイスされました。
うーん、惜しい!
私「残念、指が焼けた。コレが正解です」
夫「やけた…I see.」
…こんなやり取りをしている間に若干チャーハンが焦げましたが、夫がこれで一つ賢くなったので良かったとしましょう。
私の脳も、まだ正しい日本語を覚えているということが証明されました。
私「ちなみに、このチャーハンは焦げている。と、言います」
夫「焼けた…焦げた…」
レッスンしながら美味しいランチ、国際夫婦の休日でした。
…にしても、日本語って考えれば考えるほど難しいですね。